アーユルヴェーダの原理原則とグルヴァディ・グナ

アーユルヴェーダの原理原則は、 「似たものが似たものを引き寄せ、相反するものがバランスをもたらす」 です。 アーユルヴェーダの聖典チャラカサンヒターには以下のように記されています。 あらゆるものの増大をひきおこすのはサーマーニヤ(共通性)であり、減少の原因はヴィシェーシャ(別異性)である。両者はあらゆる物事に作用する。 これの意味するところは、 たとえば「冷え」という性質を増幅させるのは、それと共通の物質、属性、作用を持つ「冷たい飲み物」「寒い場所」「風にあたる」という物であると言えます。 また、たとえば「乾燥」という性質を減少させるものは、それとは異なる性質を持つ「油分を含む食事」「水分の多い食事」「オイルマッサージ」などが挙げられます。 このような性質はグルヴァディ・グナと呼ばれます。 グルヴァディ・グナは人、食べ物、植物や環境や天候など、ありとあらゆるものの中に存在する基本的な“性質”です。 私たちがあるものを見聞きして五感で感じたことを表現する言葉で表されます。 それぞれの性質は、以下のように対となる反対の性質を持っているものが10組20種類あります。 冷( shit) ⇔ ( ushn) 湿(snigda) ⇔ 乾( ruksha) 重 (guru) ⇔ 軽 (laghu) 粗 (sthula) ⇔ 微細 (sukshma) 固 (sandra) ⇔ 液 (sara) 静 (sthira)⇔ 動( chala) 鈍 (manda)⇔ 鋭 (tikshna) 軟 (mridu) ⇔ 硬(akthina) 滑 (slakahna) ⇔ 荒 (khara) 濁 (picchila) ⇔ 純 (vishada)